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21 12月, 2010

S.O.Y.建築環境研究所の「南小岩の家」

S.O.Y.建築環境研究所、山中祐一郎さん+野上哲也さんによる「南小岩の家」のオープンハウスに行ってきました。総武線 小岩駅より10数分歩いた住宅地。

敷地176m2、RC造3階建ての二世帯住宅です。

窓を十分に開け、明るさを確保しながらも周囲からのプライバシーにも配慮したデザインが取り入れられているとのこと。

少し角度の付いた箱が3段積み重なったような特徴的なファサード。

エントランスは右が親世帯用、左が子世帯用ですぐに階段で2階に上がるようになっています。

1階親世帯は1LDK。明るく柔らかなカラーに。 奥が寝室で間仕切りの扉を開け放すことができます。左側は手前から玄関、小さな書斎、水回り。

外部からの視線を遮りながら光を取り入れるため、東側に一部吹き抜けがあります。

寝室の奥より。

2階へ上がり、子世帯へ。玄関を上がり東側を見る。2階はシックなカラーに仕上げてあります。

左の窓は1階からの吹き抜けに開口し、階段のある南側は3階への吹き抜けで光を取り入れています。


リビングより北側を見る。キッチンの後ろは水回り。

ダイニングを照らすLED照明はご主人指定のもの。

水回りに広いスペース。ここは奥さまがホットヨガをするそうで、床暖も入っています。鏡張りの扉には洗濯機が納まるそうです。


洗面台の鏡は、向かいのヨガスペースの鏡と合わせ鏡にならないように配慮。


南側の吹き抜け。

3階へ。

3階には大きめに寝室が一部屋。将来子供部屋も作れるようになっているそうです。床はミモザ材。

北側から見る。左は階段に、右は吹き抜け空間に小さく設けられたご主人の書斎。 壁には完成までの現場の様子が展示されていました。

屋上。江戸川の花火が見えるので、友人を招いて楽しめるように屋上を設けたそうです。

夕景。各階の天井に仕上げた木目が照し出され、コンクリートのファサードに温もりを与えているように見えます。

代表の山中祐一郎さん(右)と、野上哲也さん(左)。「我々は光もデザイン要素の一つとしていつも重要視しています。壁を利用し視線と光をコントロールしました。ファサードも特徴的なデザインで光と影により豊かな表情を見せています。」

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